子育て

成年年齢引き下げによって変わること・変わらないこと

no.124 2022年2月14日(月)

 

2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に引き下げになるのをご存知でしょうか。

成人の定義が約140年ぶりに見なおされたのです。
そこで今回は、お子さんが18歳を迎える時に慌てないためにも、成年年齢の引き下げによってどんな変化があるのか見ていきましょう。

 

■成年年齢引き下げとは

 

 

2022年4月1日時点で18歳、19歳の方は2022年4月1日に新成人として扱われることになります。

 

 

▼成年とは?

 

民法では、「一人で契約をすることができる年齢」のことを成年年齢としています。つまり、2022年4月1日以降には、18歳以上の方は親の同意を得なくても自分の意志で契約ができるようになるのです。

 

■成年年齢の引き下げによって変わること

 

 

親の同意がなくても携帯電話の契約をしたり、ローンを組んだり、クレジットカードを作ったりできるようになります。
また、10年間有効のパスポートの取得や、医師免許や司法書士などの国家資格の取得も可能になります。

注意したいのが、女性が結婚できる最低年齢が変更になる点です。
従来では女性が結婚することのできる年齢は16歳でしたが、成年年齢の引きさげによって男女ともに18歳以上に変更になります。

 

 

▼注意したい親権者の同意のない契約

 

従来では未成年者を保護するために、民法で定められた「未成年者取消権」によって、20歳以下の未成年者の消費者被害を防いでいました。
しかし18歳で成年扱いになると、未成年者取消権を行使することができなくなります。
つまり、契約に関するルールや知識を18歳までにしっかりと学ぶ必要があるのです。

 

■成年年齢引き下げでも変わらないこと

 

 

健康面への影響や非行防止、および青少年保護等などの観点で、飲酒や喫煙、そして競馬などの公営競技に関する年齢制限は従来と変わらずに20歳のままなので注意が必要です。

養子を迎えたり、大型中型免許を取得したりするのも20歳を迎えるまで待つ必要があります。

 

■おわりに

お子さんがまだ幼いと、成年年齢の引き下げはピンと来ない方も多いかもしれません。
けれども、小学校や中学校から学んでおかないと、いざ18歳になった時にトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
お子さんの健やかな成長のためにも、少し先を見据えて準備を進めていきましょう。

 

消費者庁では、「18歳から大人」特設ページを開設しており、中学生向けプログラムなどの関連教材を紹介しています。
興味がある方はこちらも合わせてご確認ください。