ランドセルの新作が発表されるのは、前年の3月下旬頃です。
つまり、2023年に入学するお子さんのためにランドセルの販売が開始されるのは、2022年の3月下旬になります。
「1年以上も前に用意をするなんて早い」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、人気モデルは夏ごろになると既に売れ切れのことも多いもの。
どうしても欲しいランドセルがある場合には、早めに動くのがおすすめです。
▼サイズや重量
ランドセルには教科書やノートが沢山入るので、なるべく軽いものがおすすめです。
サイズは、A4フラットファイルが入るサイズで、マチを段階調整できるものを選びました。
ただしマチの調整に関しては、サブバッグを持参するためほとんど使わなかったようです。
注意したいのが学校のロッカーのサイズです。
最近は横型など個性的なランドセルも多いですが、学校のロッカーがコンパクトだとランドセルが入りません。
入学前の保護者会などで購入時に説明があるケースが多いですが、説明がなかった場合に備えて念のためメジャーを持参するのも良いかもしれません。
個人ロッカー以外にもランチョンマットをおく机の大きさなど、学校によって用意するものやサイズが異なります。
▼色やデザイン
色やデザインは好みがあると思いますが、子どもの好みは成長に伴って大きく変化することもあるものです。
お子さんの要望をベースに、長く使い続けられる色やデザインのモノを選びましょう。
女の子向けのランドセルに多い刺しゅう。
娘も刺しゅう入りのランドセルを選びましたが、6年使っても思ったより黒ずむことがなく、ほつれたりもしませんでした。
ラインストーンなどもしっかり接着されているようで、取れてしまったという話は聞いたことがありません。
万が一取れてしまった場合には、補償の対象になるケースもあります。
▼素材
クラリーノ(人工皮革)は耐水性がありお手入れがほとんどいりません。
コードバンは丈夫で高級感があり、牛革はコードバンとクラリーノの良さを備えています。
コードバンと牛革は耐水性がないですが、耐水加工をしているケースも。
メーカーによっても異なりますので、素材の特徴もきちんとチェックしましょう。
▼背負い心地
背負った時のフィット感は、ランドセル選びの重要なポイントのひとつです。
肩のベルトとランドセルを繋ぐ「背カン」が立ち上がっているタイプの場合には、湾曲しているので肩にフィットしやすく、ランドセルが後ろにずれにくいです。
ただし、体型的に合わないお子さんもいらっしゃるので、その際には立ち上がらないタイプのモノを選びましょう。
▼補償内容
ランドセルは6年間使用するので、補償内容もしっかりチェックしましょう。
特に注意したいのが、「無料修理の範囲」と「修理期間中の代替品の提供」、そして「送料」です。
ふざけて壊してしまった場合、無料修理の対象にならない場合や、修理期間中の代替ランドセルの貸し出しがないケースもあります。
また、6年間で何度も修理を行う場合送料が嵩(かさ)むことも考えられます。
▼百貨店や販売店の割引などを活用する
ランドセルは数万円以上と高価なアイテムです。
少しでもお得に買いたい場合には、百貨店や販売店の割引などを活用しましょう。
例えば百貨店や販売店の商品券を利用したり、割引券を利用したりすることで、数パーセント安く購入できることも。
5万円のランドセルを5%引きで買った場合、2,500円もお得になります。
▼ランドセルを安く買うにはアウトレットの活用がおすすめ
ランドセルは毎年新作が発表されますが、6年間使用できるベーシックで流行に左右されにくいアイテムです。
そのため、型落ち品やアウトレット品でも新品とそん色ない魅力的なデザインや色、機能のランドセルをリーズナブルな価格で購入できます。
発売開始は秋~冬頃なので、ラン活スタートが遅くなった方も安心です。
我が家では、長女と次男のランドセルをアウトレットで購入しました。
娘が気に入ったデザインが型落ちでアウトレットにしかなかったので、インターネットで定価の約半額で購入。
メーカーのアウトレットだったので補償が充実していたのも魅力でした。
次男の入学時には、最新のデザインとアウトレット品を比較し、本人が気に入ったアウトレット品を購入しました。
インターネットでランドセルを購入する場合、実際に背負って軽さやフィット感を確かめることができません。
そのため長男のランドセルを基に、軽さや大きさを参考にして購入しました。
▼ランドセルの購入費用が負担になる方に
広島市では、「令和4年度就学援助」の内容を公開しています。
これによると、小学校に入学する新1年生は新入学学用品費等で51,060円の援助を受けることができます。
就学援助の対象になれば、入学後にランドセルなどの新入学学用品費の援助を受けられるのは嬉しいですよね。
就学援助には所得制限などがありますので、気になる方は広島市のHPでご確認ください。
6年間使い続けるランドセル。
お子さんの意思を尊重しつつ、良いモノを購入できるように。
まずはお子さんと一緒に売り場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
「ラン活」という言葉を聞いたことがあるママも多いのではないでしょうか。
ママが子どもの頃には、入学直前に購入することも珍しくなかったかもしれませんが、人気のランドセルを購入するために近年では入学の1年前から準備することも。
そこで今回は、子ども3人のランドセルを購入した編集部の先輩ママが、ランドセル選びのポイントをご紹介します。