よく聞く2つの言葉ですが、実は全然違うもの。まずはこの違いについて。
リフォーム…古びてしまった内装や水まわりなどを綺麗にしたり修復をして、見た目や使用感を新品時と同じような“ゼロ”の状態、つまり、元通りに戻すことです。
リノベーション…中古の物件に大規模な改修工事を施し、新たな付加価値やデザイン性・機能性を高めることを言います。
ではリノベーションで具体的になにができるかを見ていきましょう。
・間取りの変更
キッチンは対面式にしてもっと広く使いたい、家事が楽な回遊動線にしたい、吹き抜けにして採光したい、など、家族構成やライフスタイルに合わせて、希望に沿った間取りに変更することができます。
・こだわりのデザイン
内装や建具も好きなものに変更できるため、施主さんのオーダーでお好みのデザインが実現します。
(例)壁紙や床材、ドアをナチュラルなウッド調に変えて、カフェ風に。
(例)間接照明に重厚感のある壁面とスッキリした洗面台でホテルライクに。
(例)天井コンクリートと剥き出しの配管やアイアンでインダストリアルに。
・増築
建蔽率(けんぺいりつ)や構造(安全)上の問題で増築できない場合があります。
・防災法に抵触するもの
物件が(準)防火地域にある場合、耐火性のある部材を用いるなど、法に定められた範囲でのリノベーションになります。
・マンション共有部分
外側に面している窓や玄関ドア、ベランダは共有部分となり、施主さんの持ち物ではないため施工外になります。
①エリアの選択肢が豊富
希望するエリアや良い立地に建てられた新築はすぐに買い手がつく、予算オーバー、マンションが多い、などなど、なかなかこれ!という物件にはすぐ出会えず、物件探しに苦労している方も多いと思います。
中古物件のリノベーションを視野に入れることで、諦めていたエリアでの居住の可能性や選択肢も増えます。
②カスタマイズ性
カスタマイズの自由度が高く、内装や外観も、新築と見間違うほどの仕上がりにすることも可能。
③費用
費用をかけるところ、かけないところのメリハリをつけて工夫すれば、新築購入に比べて抑えられる場合があります。
また、リノベーションで延べ床面積を広げなければ、中古物件なので新築に比べると固定資産税がお得に。
④代々引き継いだ古民家を再生
代々伝わる祖父母の家。
家族の思い出や、使用されている古材を壊してしまうのはもったいないけれど、老朽化が進みもう住める状態じゃない。
そんな古民家も、梁や柱を活かしながら、現代に蘇らせる技術を持っている、広島の住宅会社があるのをご存知でしょうか。
▼古民家再生例①
▼古民家再生例②
①解体しないと分からないリスク
中古物件というのは、表面的に見て状態が良さそうでも、剥がしてみないと分からないダメージ部分というのがある場合があります。
解体工事に入って初めて、排水管の水漏れや、柱のヒビなど予想外のことが判明し、予算よりも多く補修費がかかるというリスクもあります。
②希望通りにできないこともある
基本的にはフルスケルトンで間取りや設備を自由に変更できるリノベーションですが、建物の構造やマンションの場合は管理規約によって、希望に添えない場合もあります。
③すべての住宅会社がリノベーションをできるわけではない
好きな建築家や依頼したい住宅会社が決まっている場合、リノベーションが得意かどうか、中古リノベの過去事例があるかどうかを聞いてみましょう。
上記に2つ挙げたデメリットも、リノベが得意な会社なら回避することや提案という形で施主さんの理想に寄り添うことが可能です。
中古リノベという選択肢、いかがでしたでしょうか。
ママライクホームでは、中古リノベが得意な住宅会社もそろっています。
興味がある方はぜひコチラからチェックしてみてくださいね。
インテリアやおうちの検索をしていると、1度は「中古リノベ」という言葉に出会ったことがあるのではないでしょうか。
リノベというのはリノベーションの略で、中古の物件を改修することです。
リモートワークの導入で、生活の軸がおうちの中になり、都心から田舎への移住を決められる方も少なくありません。
新築を建てるより中古リノベの方がお得なの?と迷っている方もいらっしゃると思うので、中古リノベをオススメするケースについても触れていきたいと思います。