生活小物

クリスマスオーナメントは手作りの豆本で特別感を演出!

no.109 2021年12月1日(水)

 

12月といえば?アドベントカレンダーめくりやサンタさんへのお手紙執筆、クリスマス料理のレシピ探しなど、きたるクリスマスイベントへ向けてワクワクする準備期間ですよね!

中でもクリスマスツリーの飾りつけは、特にワクワク感を高めてくれませんか?

今回は少し細かい技術が要りますが、ツリーのオーナメントに豆本をひとつ、手作りしてみましょう。

 

豆本(まめほん)とは…小型の本の事。

欧米ではminiature book (ミニチュア・ブック) と言って、16世紀には聖書や辞典、物語の豆本が流行していたそうです。

 

材料の組み合わせにこだわった世界でひとつの豆本を作り、大切な人へのプレゼントにするのも素敵ですよ。

心と時間に余裕を持って丁寧に制作するために、2~3日かけて作りましょう。

 

■材料と道具(できあがり寸法 (約)幅5cm×高さ6.5cm×厚み1cm)

■道 具

 

 

・カッターマット(A5~A4程度)

・カッター

・はさみ

・鉛筆

・定規

・平筆【接着剤塗布用】1~2㎝幅

・竹串 2~3本

・小さいタッパー【接着剤を溶く&保存用】

・クリップ(3~4㎝の厚みがはさめるもの) 2個

・水+筆洗器 または 水+ペットボトル

・不要になった雑誌やチラシ【接着剤塗布時の下敷き & 水分取り用】30枚程度

・厚手の本【豆本を挟んで乾かす用】例)電話帳、辞書など

・重し(2kg程度)※2ℓのペットボトル1本でも良い

・刺繍針【最後にオーナメント用の糸を通す】

 

 

■材料

 

 

・のり

・ボンド

・1mm~1.5mm厚のボード(イラストボードでOK)

・色画用紙【本紙用】…A4サイズ22枚 または A3サイズ

・裏打ちした布 または 紙【見返し用】…はがきサイズ

・裏打ちした布 または 紙【表紙用】…はがきサイズ

・オーナメント紐… 30cm

 

さらに本格的に作りたい方はコチラもご用意ください▼▼

・寒冷紗(かんれいしゃ)テープ または 寒冷紗(かんれいしゃ)

・しおり紐 または ラメ紐3mm幅

・花布(はなぎれ)

 

※寒冷紗と花布はネットストアで、イラストボードと色画用紙は画材店で、それ以外は手芸店で入手可能です。

 

 

■各部名称

 

 

■下準備 寸法を測って材料をカットする

表紙              14.2cm×9.5cm…   1枚

本紙              9.6cm×6.9cm…  10枚

見返し           8.6cm×5.9cm… 2枚

ボード           4.6cm×6.5cm… 2枚【表紙】

ボード           0.8cm×6.5cm… 1枚【背】

花布              5mm幅… 2枚

寒冷紗           1.5cm×5.8cm… 1枚

しおり紐       13cm… 1本

※表紙、見返しが布の場合は接着芯で裏打ちする事

 

 

■作り方 1.本紙部分をつくる

本紙の色画用紙をすべて半分に折る。

 

 

折り目の向きは同じ方向にそろえて貼っていく。

 

 

 

ボンドとのりを1対1でタッパーに入れる。使用していない時は乾燥防止のため、フタをする。

 

 

 

水を加えず、ボンドとのりをよく練り混ぜる。以降これを接着剤と呼ぶ。

チラシを敷き、折った色画用紙の片面に、接着剤を平筆で塗る。

※水分が多いと表に染み出すので水は加えない事。ただし、筆をしばらく放置する時は必ず水に浸けておくか洗う事。

 

折り目の方向を合わせて色画用紙を貼り合わせる。

 

 

これを繰り返してすべての色画用紙を貼り合わせる。

 

 

水分を吸収させるため、色画用紙の接着剤が付いていない面の間に1枚ずつチラシを入れ込み、本の真ん中にはさんで重しを乗せ30分置く。

 

 

 

 

2.表紙部分を作る

図のように寸法を測って線を引く。

 

 

線にそって角をはさみで切り、実際にボードを乗せてみる。

引いた枠にはまれば、チラシを敷いて接着剤の準備をする。

 

 

表紙2枚と背のボードの片面に接着剤を塗り、枠線内に貼ったら本の間に閉じて重しをのせ、30分置く。

 

 

 

乾いた本紙を本の間から取り出し、背の部分以外の周囲0.5cmを測ってカッターで切る。

こうするとページの端がそろう。

 

 

3.しおり紐と花布(はなぎれ)を貼る

※この工程はしおり紐と花布(はなぎれ)を使用する人向けに紹介するので、使用しない場合は次の工程4へ進む。

 

しおり紐、花布、寒冷紗、本紙、ボンド、チラシ、竹串(爪楊枝でも可)を用意する。

 

 

しおり紐の端から3cmぐらいに竹串でボンドを塗り、画像を参考にしおり紐の端が本紙の背の端から3cmぐらいに来るように貼る。

 

 

 

次に花布の片面にボンドを竹串で付ける。

花布のふくらんでいる部分より下にボンドを付ける。

 

 

 

花布を本紙背の天地に貼る。

この時花布のふくらみがぎりぎり出るように貼る。

 

 

 

同じ要領で寒冷紗の片面にボンドを付け、花布の上から本紙の背に貼る。

 

 

 

しおり → 花布 → 寒冷紗 の順に貼れた。

 

 

4.表紙ののりしろを貼る

本の間から取り出した表紙を何枚か敷いたチラシの上に置き、接着剤で天ののりしろを塗る。

 

 

接着剤が付いたチラシを外し、新しいチラシを使って天ののりしろを折って貼る。

※チラシを引っ張りながら密着させるように貼るのがコツ

 

 

地ののりしろも同じ要領で貼る。

 

 

天地が終わったら、次に左右ののりしろに接着剤を塗っていく。

 

 

角を人差し指の爪で折りこみながら、一旦仮に貼る。

 

 

その後天地と同様に新しいチラシを使ってきれいに貼る。

 

 

左右ののりしろを折りこむとこの形になる。

 

 

本にはさんで重しを乗せ、30分置く。

 

 

5.見返しを付ける

見返し2枚と本紙を準備する。

 

 

見返しは中表になるように、定規を使ってしっかり折り目をつける。

見返しを半分に折ったサイズと本紙のサイズが同じことを確認する。

違う場合はサイズを調整する。

 

 

見返し裏側の片面半分に接着剤を塗る。

 

 

本紙とぴったり重なるように貼り合わせる。

 

 

本紙の反対側も同様に見返しと貼り合わせる。

 

 

6.表紙と合体させる

表紙の裏側天地左右3mmを除いて接着剤を塗る。背は塗らない事。

※難しければ見返しの裏側を塗っても良い。ただし、背は塗らない事。

 

 

見返しの裏側と表紙の裏側を貼り合わせる。

画像を参考に、天地左右(チリ)の幅が同じになるように貼る。

ここが一番難しい工程なので、片側ずつ丁寧に行う事。

 

 

 

水分を取るため、チラシや封筒などの紙を見返しの間にそれぞれはさむ。

 

 

背と表紙の間の溝をくっきりつけるために溝に竹串をはさむ。

 

 

クリップの跡を付けないよう一枚チラシをかませてからクリップ2ヶ所で挟んで15分置く。

 

 

 

その後クリップだけ外して本にはさみ、重しをしてそのまま24時間置く。

 

 

7.オーナメント用の紐を結ぶ

豆本が乾いて平らになっていたら製本は完成!

本紙が浮いていたり表紙が波打っていたらもう少しはさんで様子をみる。

 

次にオーナメント用の糸30cmを刺繡針に通し、豆本の背のすきま部分に通す。

 

 

 

通したら2本の糸を合わせて、豆本の角に玉結びをする。

 

 

次に好きな長さで玉結びをしたら、完成。

 

 

完成!!

 

 

いかがでしたか?

ここで紹介した製本の仕方はほんの一部で難易度も高めですが、それゆえに出来上がった本に愛着がわき、ハマってしまう人も多いのでは??

クリスマスオーナメントのみならず、シーズンが終われば出来上がった豆本を棚に並べると、おしゃれな空間ができますよ!

 

昨今はデジタル化が進み、本を手にする機会も減ってきてはいますが、本の感触や香りや見た目は、どこかノスタルジックな気分を味わえますよね。

これを機に製本の専門用語や技術を学び、さまざまな方法で豆本づくりをお試しくださいね。

めざせ!豆本マイスター!