子育て

知っておきたい!広島県で進んでいる教育改革

no.141 2022年6月6日(月)

 

広島県の教育が大きな変化を遂げようとしているのをご存知でしょうか。

全国からも注目されている広島県の教育改革。

今回は、県の教育委員会が主体となって進めている事業について、簡単にご紹介します。

 

■不登校や特別な支援が必要な児童・生徒への支援に注力

 

 

広島県の広報を基に、SSR、SCHOOL”S”という2つの取り組みを見ていきましょう。

広島県では、「国公私立小・中・高等学校(全日制・定時制)における不登校児童生徒数等の年次推移」を発表しています。

それによると、不登校の児童は平成28年度には719人でしたが、令和2年度には1.638人に増加しています。

▼SSR(スペシャルサポートルーム)とは?

広島県では、「学校とのつながりが途切れないための居場所作り」のため、県内の小学校7校、中学校25校、義務教育学校1校にSSRを設置しています。

今後も導入する学校は増えていく予定です。

通常の学級への復帰を前提とせず、「生きる力」を育むために相談する力、自分の強みを生かす力、苦手な場面でSOSを出す力をつけることを目指していきます。

不登校SSRの推進校に指定された学校では、広島県全体の不登校児童生徒数が増加する中、指定校11校中9校で不登校児童生徒数が前年以下(令和3年度調べ)という結果になりました。

 

▼教育支援センター「SCHOOL“S”(スクールエス)」

SSRは学校内に設置されるため、登校が難しい児童・生徒のために2022年4月から、県の教育支援センター「SCHOOL“S”(スクールエス)」がスタートしました。

東広島市に学習室・プレイルーム等がありますが、オンラインでも参加することができます。

 

参照:広島県教育委員会事務局学びの変革推進部「資料4広島県教育委員会登校支援センター蓮浦顕達センター長発表資料

 

■高校でも選択肢が広がった

 

 

広島県では、新設校の開校に加えて、新しい教育プログラムの導入や、入試改革などが進んでいます。

 

▼公立初!イエナプラン教育校や国際バカロレア認定校の開校

世界各国の大学への入学が認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)を得られる、国際バカロレア認定校「広島県立広島叡智学園」が2019年4月に開校。

1~3年生、4~6年生の異年齢集団でグループをつくり「対話・遊び・仕事・催し」を基本とした教育を行うイエナプラン教育を実践する小学校、市立「常石ともに学園」が2022年4月に開校しました。

 

▼商業高校「ビジネス探究プログラム」導入

県立尾道商業、県立広島商業、県立呉商業、県立福山商業の4つの商業高校で「ビジネス探究プログラム」がスタート。

商業高校において本当に必要な力を身に付けてもらうためにプロジェクト型の授業がはじまっています。

 

▼高校入試改革

令和5年より公立高校のいわゆる推薦入試「選抜Ⅰ」と一般入試「選抜Ⅱ」が廃止され、「一次選抜」に一本化されます。

その他にも調査書の簡略化、自己表現の追加、高校ごとに「特色枠」が追加されるなど大きな変化がありました。

 

■広島県教育委員会の取り組み

 

 

広島県教育委員会では、「学びの変革」の推進と「生きる力」の育成を軸に、今後も多彩な取り組みを行っていきます。

 

▼「学びの変革」の推進

広島県教育委員会では「広島版『学びの変革』アクション・プラン」を策定し、すべての児童生徒が「これからの社会で活躍するために必要な資質・能力の育成を目指した主体的な学び」を達成することを目指しています。

しかし、各科目の授業は改善しつつありますが、すべての児童生徒の「主体的な学び」には至っていないのが現状です。

そこで、「学びの変革」を加速させるために、小中高各段階における取組の推進、個別最適な学びの推進、デジタル機器の活用などの充実を目指しています。

 

▼生きる力の育成

「生きる力」を身に着けるため、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の育成を目指し、教職員の授業力の向上、ことばの教育の推進、道徳教育・生徒指導の充実、健康教育・食育・体力つくりの充実等に取り組んでいます。

 

■おわりに

広島県教育委員会では、児童・生徒一人ひとりの学びを促進するために、多彩なサポートを行っています。

 

さらに、新設校の開校や商業高校のプログラム導入など、より多彩な進路を選択することができるようになりました。

 

ママライク広島では、今後も広島エリアの情報をご紹介していきます。

 

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