子育て

タブレット端末を1人1台配布!GIGAスクール構想って何?

no.082 2021年8月1日(日)

 

 

日本の教育のあり方が、近年急速に変わってきています。

 

文部科学省は「GIGAスクール構想」を掲げ、子どもたちに1人1台の端末を配布し、学校に高速大容量の通信ネットワークの整備を進めています。

そこでGIGAスクール構想のポイントと、実際に端末が配布された編集部員が気が付いたポイントをご紹介していきます。

 

■GIGAスクール構想とは

 

 

GIGAスクール構想は、子どもたちに1人1台の端末と学校に高速大容量の通信ネットワークを整備することで、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのない教育ICT環境を実現するための構想です。

最先端のICTに日本で今まで行われてきた教育実践をミックスすることで、教師と児童生徒の力を最大限に引き出すために考えられました。

 

1人1台端末の整備の対象となるのは、国立・私立・公立の小中学校及び特別支援校で、構内通信ネットワークの整備には高等学校も対象です。

 

▼双方向型の授業ができるようになる

従来の一斉学習では、授業中に子どもたち一人ひとりの反応を踏まえ、双方向型の授業を行うことができませんでした。

また、全員が同じ内容を学習するため、理解度などに応じた学びを提供することが困難でした。

さらに、共同学習では発表する子どもが限られるので、子ども同士で双方向の意見交換も難しかったのです。

 

1人1台の端末を整備することで、これらの課題を解決し、学びを深化し個別最適化することができるようになります。

 

■我が子に端末が配布された編集部員が紹介するポイント

 

 

編集部員の子どもが通う小学校でも端末が配布されたので、その時に気が付いたポイントをご紹介します。

 

▼配布されたもの

端末と充電器、そして端末用のペンが配布されました。

端末にはトラブル時の問い合わせ用に業者の連絡先と管理番号が貼ってありました。

 

購入指示はありませんでしたが、画面保護シートやケースがなかったので、子どもと相談して気に入ったものを買って使っています。

扱いが雑で壊れてしまうのが怖かったので、しっかりしたものを購入したため約3,000円の出費でした。

 

 

▼設定は不要でスグ使える

端末はタブレットサイズでコンパクト。

インターネットやアカウントの設定が既にされている端末を持ち帰るので、家庭で設定をする必要がありませんでした。

ログインの仕方や基本操作は授業内で教えてもらったそうです。

充電は毎日家庭でするように指示がありました。

 

 

▼宿題も一部タブレット端末を利用

漢字や計算などの宿題の一部を、端末で行うことになりました。

問題を解いた正答率などが表示され、苦手・得意が可視化されるのが便利です。

興味を持っている所はドンドン進めることができるので、子どもの理解度や進度に応じて学習することができます。

 

「カメラ機能を使って家庭にある計量カップの写真を2枚撮影する」という宿題が出たこともあります。

 

 

▼ネットリテラシー教育を家庭でもきちんと行う必要がある

学校で使用時間や用途を制限していますが、家庭でも配布時にルールを決めて確認をしました。

 

しかし先日、友達同士で意見を出し合える仕組みを使って、授業外にコミュニケーションを取らないように先生から注意がありました。

実際にその注意の後で、お友達が描いた地図が送られて来たのを子どもに見せてもらいました。

 

「スマホを持たせていない低学年の子が、勉強目的で端末を使うだけだから…」

と考えていましたがネットリテラシー教育が大切だと実感。

 

ルールを守る大切さだけではなく、人を傷つけるような発言はしないことなどを伝えました。

 

■おわりに

端末が配布されたことで、子どもの理解度や得手不得手が可視化され、家庭学習がよりスムーズに行えるようになりました。

授業だけではなく家庭でも活用することで、子どもに適した学習を進められそうです。

 

 

その一方で、トラブルを招くデメリットが隠れていることにも注意が必要。

端末が配布されたらお子さん任せにしてしまわないことが大事です。

勉強の進度を確認したり、どんな機能やアプリを使用しているのか、どんなふうに情報共有がされているのかなど、確かめてみてください。