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どうして情報の授業が必要なの?知っておきたいデジタル人材・IT人材のポイント

no.123 2022年2月7日(月)

 

小学校で情報教育がはじまり、大学入学共通テストでも情報が新設されました。

私たちが1日に接しているデータ量は、江戸時代の人たちの1年分、平安時代の人たちの1生分だとか。
さらに、データの90%は直近の2年間で生まれるとされており、まさに大量のデータに囲まれている中で、「情報」の大切さが高まりを見せているのです。

また、米国の職業701種について就労者の47%が代替できる可能性の高い職業に従事しているとの研究があります。
これを日本に当てはめた場合49%もの職業が将来人工知能(AI)や機械が代替することができるようになると総務省は「平成28年版 情報通信白書」の中で触れています。

そこで今回は、デジタル人材・IT人材の抑えておきたいポイントをご紹介します。

 

■エンジニア不足が懸念されている

IT業界を支えているエンジニアは、今後も需要が増え続け不足することが予想されています。

 

▼2030年には中位シナリオで約45万人ものエンジニアが不足する!?

 

引用元:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)

 

経済産業省が平成31年に発表した「IT人材需給に関する調査(概要)」では、2030年のIT関連市場の成長見通しを低位・中位・高位の3種類のシナリオに分け予測を行っています。
それによると、中位シナリオで約45万人ものIT人材が不足するとみられています。
さらに高位シナリオだと約79万人ものエンジニアが不足するそうです。

 

 

▼デジタル人材の報酬が高額化している

 

海外を中心に、デジタル人材を採用する際、特に高いスキルを持つ方に対して、高額の報酬を提示するケースが多くあります。
国内でも、NECやDeNAといった名だたる企業が、新卒を対象に年収1,000万以上を提示するケースが増えています
さらに中途入社の場合、富士通ではAIやセキュリティ分野、NTTドコモはビックデータ解析や決済関係のサービス開発などの高い能力や専門性を持つ方に対して、3,000万円もの高額報酬を用意しています。

これは裏を返すと、これだけの報酬を用意しないと優秀な人材が確保できないということでもあります。

 

 

▼学校で情報教育がスタート

 

小学校で情報の授業がはじまり、大学入学共通テストでも情報が新設されました。
政府は、IT人材のニーズの高まりや情報化社会の浸透を受け、子どもの頃から情報端末に囲まれたデジタルネイティブ世代への教育に力を入れているのです。

 

■IT業界の中でも注目を集めている分野

 

 

デジタル化の流れの中で、従来にはなかった新しい職業が増えてきました。
そこで、IT業界の中でも特にニーズの高い分野をご紹介します。

 

 

▼データアナリスト/データサイエンティスト

 

データアナリストは、データ分析を専門に行う仕事です。
データを基に企業の課題解決を探ったり、広告やマーケティング施策の効果検証などに携わります。

データサイエンティストは、統計や数学そして情報科学などの専門知識を基に膨大なデータを駆使する仕事です。
単に統計分析を行うだけではなく、データベースやクラウドなどに関するITの知識やマーケティングの知識など、多彩な知識が求められます。

 

 

▼人工知能(AI)/機械学習/ディープラーニング(深層学習)

 

現在の技術では、人工知能はある特定のタスクを人間と同等もしくはそれ以上にこなせる「特化型AI」が実現しており、顔認証システムなどで使用されています。
機械学習では、特定の事象についてのデータを解析してそれを学習し判断や予測を行います。
そしてディープラーニングは、機械が自動的にデータから特徴を抽出したディープニューラルネットワーク(DNN)を活用して学習を行います。
人工知能の碁のプログラムがプロの棋士に勝利をしたシステムで用いられるなど、発達を遂げています。

人工知能(AI)/機械学習/ディープラーニング(深層学習)では、データの利活用を行うので、データアナリストやデータサイエンティストとの親和性も高い分野です。

 

 

▼IoT/M2M

 

IoTは、モノがインターネットにつながり、相互通信を行います。
家電や自動車そして家などありとあらゆるモノが対象です。
モノに供えられたセンサーで情報を取得し、クラウドにデータを蓄積、蓄積されたデータをAIを使って分析し分析結果に基づいてアクションを起こします。

M2Mは機械と機械、つまりモノとモノが直接ネットワークでつながる仕組みです。
IoTがインターネットで繋がるのに対し、M2Mは有線などのクローズドのネットワークでつながることもあります。
M2Mでは、機械からの情報収集だけではなく、機械による機械の制御を目的としています。

 

■おわりに

大量のデータや情報に囲まれている私たち。

子どもの教育や生活のためには、積極的な情報収集と取捨選択が求められます。

お子さんだけではなくご自身のためにもなるので、世の中の流れにも注目してみませんか。

 

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