子育て

子どもとの関係性構築に役立つコーチングとは

no.119 2022年1月15日(土)

 

新入学児童の保護者を対象にコーチング講座を行う自治体があるのをご存知でしょうか。

仕事を円滑に進めるために「コーチング」を学ぶ方が増えていますが、実は仕事だけではなく子育てにも役立ちます。

 

そこで今回は、コーチングの魅力と育児に活かすポイントをご紹介します。

 

■コーチングとは?

 

 

人に何かを教える際、教え方には「コーチング(Coaching)」と「ティーチング(Teaching)」の2つがあります。

 

ティーチングは学校の授業の様に、優れた技術や経験を持つ親や先生などがある方が子・生徒・部下などに対して行う教育で、一方通行のコミュニケーションや、指示・命令型になりがちです。

 

しかしコーチングは、「答えはその人の中にある」ことを原則としており、双方向のコミュニケーションで答えを創り出すサポートをします。

相手が状況に応じて自分で考えて学ぶ支援を行い、本来持っている力や可能性を最大限に発揮できるようにするのです。

つまりコーチングでは、知識や経験などはティーチングほど重視されません。

 

▼コーチングのコミュニケーション方法

コーチングでは、「傾聴」「承認」「質問」を組み合わせてコミュニケーションを取ります。

簡単なポイントをご紹介します。

 

傾聴(けいちょう)

単に相手の言っていることを聞くだけではなく、言わんとしていることを聞き、言っていないことまで聞き、気が付いていないことを聞くといった、「聞くレベル」を深めて聞き取ります。

そのためには、表面的な言葉だけに捉われずに、声の調子や体の仕草など多彩な情報が必要です。

相手の話にペースを合わせ、相づちを打ち、相手の言った言葉を繰り返すと共に、話を最後まで聴くことを心がけ、考えるまとめる時間を取りましょう。

また、相手が言ったことを要約したり言い換えたりすることで、相手の思惟を正しく理解することも大切です。

 

承認

結果だけではなく相手の成長を認めることも含まれます。

YOU」「I」「WE」の3つのメッセージの主体を使い分け、「I」を主体にした承認で相手の全てを受け入れると共に、結果ではなくその過程に注目しましょう。

 

質問

オープンクエスチョンが軸になります。

回答を規定せず、質問された相手が自由に答えられるようにしましょう。

回答を掘り下げたり拡げたりする質問を繰り返すことで、相手に「気づき」を与えます。

 

■コーチングを育児に活かすポイント

 

 

コーチングでは相手の話を聞くのではなく、「正しく聴き、正しく理解する」ことが大切です。

お子さんとのコミュニケーションの時間を毎日確保している親御さんは多いと思いますが、作業を辞めしっかりと目を見てお子さんに集中しながら話している時間はどの位あるでしょうか?

毎日は難しくても、子どもとしっかり向き合い「傾聴」することで、お子さんへの理解を深められるだけではなく、お子さんに気付きを与えることができます。

 

「良い質問」をできるようになろう

コーチングで答えやアイディアを引き出し、気付きを与えるためには「良い質問」が必要不可欠です。

子どもの状況だけではなく心境なども踏まえて質問をしてみましょう。

 

■おわりに

国語の読解問題や自由研究などは、親子の会話を通して子ども自身の答えやアイディアを引き出すのにピッタリです。

 

コーチングスキルを上手に活用して、仕事だけではなく育児や家庭生活にも活かしてみてくださいね。